加悦ファーマーズライス

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Story of Our Company
加悦ファーマーズライスのストーリー

 加悦ファーマーズライスは、平成11年に地元・加悦町産の米を加工し全国に販売していくこと、それを通じて農家を守り、稲作文化を継承していくことを目的に設立されました。加悦町は後ほど近隣の2町と合併し、現在は「与謝野町」となっています。日配の寿司をメインにお届けしている弊社ですが、設立目的が農家や稲作文化を守ることにありますので、原点は「お米のおいしさ」にあります。

社長の憂い

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弊社社長の西原重一は、加悦ファーマーズライスのある京都府北部の与謝郡加悦町(現 与謝野町)の出身の人物です。西原は以前から「農業が衰退している。このままでは地域も衰退していく」といった憂いを感じていました。農家は米をつくるのが仕事ですが、その米の販路という意味では課題があったのです。
また西原は戦争経験者であり、さらに自身が農家ということもあって、国、地域、農家…といった一連のルーツが「米」でつながっていったのです。

地域のための、法人設立

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町の現状を受け、西原は法人を設立し、加悦町の米を全国に販売する決意をしました。地域の農家を守ること。それは日本の稲作文化を守ることと同義でした。そしてそれは、おいしい米を全国にお届けする、ということも意味します。
このような目的をもって、平成11年、第3セクターとしての加悦ファーマーズライスが設立されました。

冷凍加工米飯からのスタート

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当初はシャリ玉、イカ、えびのにぎり寿司など、冷凍加工米飯の製造からスタートしました。その後、板状のチャーハン、玄米ごはんを出したのですが、成果は思わしくないものでした。
冷凍米飯は一度溶けた商品が再凍結するとポロポロになり、食べられなくなってしまいます。扱いに不慣れな状況の中で消費者に十分説明が伝わらず、たびたびクレームやトラブルが発生しました。

仲間との出会い

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厳しい状況の中転機となったのは、現在もスタッフとして共に働く仲間との出会いでした。複数の大手食品メーカーの100%下請けで、ピラフ・チャーハン等、冷凍米飯の販売経験のある人物が、加悦ファーマーズライスの竣工式に、偶然出席していたのです。その際の縁が後につながり、平成14年11月、加悦ファーマーズライスで共に働くこととなりました。

生産するものがない工場

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当時の加悦ファーマーズライスは深刻な状況でした。冷凍米飯の売れ行きも悪く、生産するものがないため、工場はいつも真っ暗。当時はまだ高速道路もほとんど整備されておらず、弁当などを作ったとしても京都・大阪などまで輸送するには時間がかかりすぎる。ブロック凍結のノウハウを使用し、お稲荷さんなどの製造も行いましたが、全国に届けるには採算が合いませんでした。
何もすることがない。消費者が遠い…。暫くの間、苦悩の日々が続きました。

「常温の酢飯」にかける

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地方にある工場のため、地の利が無く納品に時間がかかる。しかし一方で、地方にあるからこそおいしい米が手に入る、という相反する状況。また、一般的に消費者には「冷凍品は品質が低い」イメージがあるため、実際にはおいしい米であったとしても、消費者にはそう思っていただけないという問題。
私たちはこれらの課題を打開する方策を考え続けたのですが、消費者に十分お米のおいしさが伝わらない…。試行錯誤の末、私たちが最終的に到達したのが「常温の酢飯」という方法でした。
常温の酢飯なら、消費者の支持も得られやすく、お米のおいしさを伝えられる。こうして加悦ファーマーズライスは、常温の寿司商品を開発するに至ります。

リストラはしない

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寿司商品の開発に着手し、事業を拡大しようとしていた頃、下請けの依賴が舞い込みます。地域の米を活かして、寿司がつくれる。加悦ファーマーズライスは8名ほどのパートを雇い、生産体制を整えました。しかし、販売先の事情でその商品が打ち切りとなってしまったのです。
雇ったパートさんはどうするのか…解雇の案も検討されました。第3セクターであることから、町会議員への説明も求められます。しかし「リストラは絶対にしない」と言い切りました。
とはいえ、商品数も少ない、知名度もない、加悦ファーマーズライスはまたも大きな壁にぶち当たったのです。

方方を走り回る

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営業は方方を走り回り、高速道路のSA等にて商品を販売させていただけるよう、交渉の日々が続きました。その頃に力を入れたのは、柿の葉寿司です。しかし営業活動をする中で、「なぜ京都府北部で柿の葉寿司なのか?」といった批判も受けることとなりました。
「でも、とりあえず頑張ろう…」地道な、辛抱の営業活動が続きました。

問われる商品価値

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営業活動を行う中で、やはり聞かれるのは商品の特徴、強みについてです。当時の加悦ファーマーズライスが唯一、自信を持って言えたのは、加悦町の米を100%使っている、ということでした。加悦町の米に、知名度が無いことは分かっていました。しかし、「おいしい米」であることには自信があった…地道に、米の魅力を伝え、品質の高い米を使う姿勢を伝えていきました。
やがて徐々に商品数も増え、商品の良さも少しずつ認めていただけるようになっていったのです。

お米をおいしいまま届ける

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焼き鯖寿司、鯖寿司、丹後名物のばらずし、巻き寿司と順番に寿司商品を増やしていくことで、加悦ファーマーズライスは徐々に下請けから自社ブランド商品への転換を進めていくことになりました。
しかし、商品が増えようとも、そして形を変えようとも、いつまでも変わらない想いは「お米を、おいしいまま届ける」ということでした。流通や保存を経ても食味・食感が落ちない工夫。それは、米を大切にする会社の存在意義そのものなのです。

まじめにお米と向き合う

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大変残念なことに、世の中では国産と言いながら他国の米が混ざっていたりすることが見受けられます。
加悦ファーマーズライスの設立趣旨は、地域のおいしいお米を全国に届けることにあります。単に高価なブランド米ということだけでなく、お召し上がりいただく食品に適した米であり、適したブレンドであること。まじめにお米を届けることが、私たちの使命です。

「食べた時においしい」のために、今後も加悦ファーマーズライスの商品開発は続きます。
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